10日(金)19時半から文京シビックホールで行われた、
映画『私のちいさなピアニスト』の試写会に行ってきました。
この映画は、海外に留学できなかったことで自分の実力が認められなかったのだと思い悩む、オム・ジョンファさん演じる落ちこぼれのピアノ教師が、ある街でピアノ教室を開くことから始まります。そんな彼女の教室に近所でも有名な悪がきのキョンミンがやってきて、彼女の教室にさまざまないたずらをするのです。
でも、実は彼、絶対音感の持ち主で、ピアノの才能が人並みはずれていることが分かり、彼女はこんなことを考えます。”彼をコンクールに出場させ賞をとらせれば、自分も指導者として有名人になれるに違いない。そしてお金持ちになれるだろう”と。
その日から教師と男の子の特訓が開始されるのですが、彼はコンクール当日過去のトラウマでピアノが弾けなくなってしまうのです。そのことにショックを受けた教師は、彼に別れを告げます。でも、彼の唯一の肉親である祖母が体調を崩したことで二人は再会し、元の師弟関係に戻るのです。
そして、今後も師弟関係を続けていくのかなと思っていたところ、彼のピアノの実力がある外国人音楽教師の目に留まります。ちょうどそのころ彼の祖母が他界。彼の今後のことを考え、”彼の才能を生かすためにも有能な教師の下で指導を受けるべきだ”と思った彼女は、彼との別れを決意するのです。その後の二人の人生は・・・。
この映画、いかにも韓国人が好きそうな立身出世物語的な映画です(笑)。今NHKで放送中の「春のワルツ」と似ているものがあるかも知れません。ストーリーはありふれていて予想がつきますが、とても良い作品だと思います。特に音楽好きの方にはお勧めの作品です。この作品は8月25日(土)よりシネカノンさんの配給で公開されます。
8月5日に来日した主役のシン・ウィジェくん。見事な演奏を披露する彼の姿は
こちらでご覧ください。
{画像:
シネカノン公式サイトより}