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映画『道~白磁の人~』試写会

10日(木)19時~よみうりホールで行われた映画『道~白磁の人~』の試写会に行ってきました。この作品は江宮隆之さんの著書『白磁の人』を映画化したものです。

映画の主人公の浅川巧は、大正時代、日本の統治下にあった朝鮮半島に渡り、林業技師として荒廃した山林の復元をした実在の人物です。朝鮮の美術品を愛し、兄とともに朝鮮白磁の研究をした浅川氏は、朝鮮語を話し、現地の人たちとも分け隔てなく接していたため、周囲の人たちにも親しまれていたのだとか。

この映画は、40歳という若さで惜しまれつつこの世を去った浅川巧の生誕120周年を記念し、日韓共同で製作されたそうです。浅川巧を吉沢悠が演じ、浅川の同僚技師をぺ・スビンが演じています。

私はこの作品をみて「支配された側と支配した側の溝は、なかなか埋まらないけれど、通じ合える可能性はゼロではないのだな」ということを実感しました。歴史認識の問題は難しいことだらけですが、ぜひ多くの皆さんに観ていただきたいと思います。

当時の朝鮮半島のことがよく分かり、歴史の勉強にもなるこの作品は、6月9日より新宿バルト9、有楽町スバル座などで全国公開です。

[画像:ウーマンエキサイト]
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(追伸) この映画には、二股騒動で話題になった俳優が出ています。彼の顔がスクリーンに映し出された時、会場がざわざわしました^^;