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映画『八日目の蝉』試写会

6日(水)18時15分~よみうりホールで行われた映画『八日目の蝉』の試写会に行って来ました。この作品は角田光代さんの小説を映画化したもので、NHKでもドラマ化されています。

不倫相手の子供を身ごもり妊娠中絶をした野々宮希和子(永作博美)。二度と子供が産めない体になった彼女は、不倫相手の奥さんが女の子を出産したことを知り家を訪ねて行きます。赤ちゃんの名前は秋山恵理菜。家には両親の姿がなく、赤ちゃんだけが残されていました。衝動的に赤ちゃんを連れ出してしまう希和子。その日から2人の擬似親子生活が始まりました。

逃亡生活をしながら実の親子のように生活していた二人ですが、あることがきっかけで希和子は誘拐犯として捕まってしまいます。”今まで母親だと思っていた人が実は誘拐犯だった”ということを理解出来ない恵理菜。赤ちゃんの頃に連れ出された恵理菜には実の両親の記憶がなく、親子の関係がギクシャクしたまま成長していきます。

数年後、大学生になり1人暮らしを始めた恵理菜(井上真央)のもとに、フリーのライターだと名乗る女性(小池栄子)が訪ねてきます。その女性が「あなたのことを記事にしたい」と取材を申込んだことがきっかけで、恵理菜は過去を振り返ることになるのですが・・・。

誘拐された側から見れば誘拐という罪を犯した女性は酷い女性なのだと思います。でも、作品を観終わった後、何故か私は誘拐犯である希和子を悪人のようには思えませんでした。たぶん2人の擬似親子関係が、とても幸せそうに見えたからかも知れません。映画を観た人がどんな感想を持つのか、とても気になりました。この作品は、2011年4月29日より全国公開されます。

[画像:ウーマンエキサイトシネマより]
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